ワーホリをご検討ですか?
ワーホリの是非を問う
オーストラリア東海岸のユースホステルで会った大和撫子が、「日本でワーホリは遊び人と思われており、帰国後の就職が心配だ」と言って嘆いていました。これは、とても残念なことです。確かに、海外と言えばパッケージツアーで旅行することしか経験したことのない人事担当者にとって、ワーホリは遊び人に見えるのかもしれません。また、実際に遊んでいるだけのワーキングホリデーメーカーもたくさんいます。お金持ちの家の子供など、裕福なために現地で働く必要がなく、語学学校に遊学しながら、旅行や飲み歩きを楽しんでいるだけの方達です。この人達は確かに遊び人なので、ワーホリ経験を肯定的に評価されないのも、納得がいきます。
しかし、金銭的に余裕のないワーキングホリデーメーカーは、異国の地で苦労しながら様々なことを学んでいます。慣れない外国語で安い住居探しをすることがまず楽ではありません。質の悪い物件に高額の賃料を払わされて泣く人もいます。ホームステイ先の親父に迫られて嫌な思いをする大和撫子も少なくありません。仕事探しも、多くの日本人ワーホリは英語が流暢に話せないため、過酷な肉体労働や、悪条件のウェイター・ウェイトレスの仕事、或いは土産屋の売り子など、日本では考えられないような待遇で働くことを余儀なくされる人が少なくありません。フルーツピッキングなどに参加してひどいアレルギーを起こす人もいます。
このように、多くの日本人のワーホリは苦労して試行錯誤を繰り返しながら、懸命に食いつないでいます。そして、苦難や失敗の繰り返しの中から多くのことを学んでいます。語学学校や勤務先において現地人や多国籍のワーホリ仲間と触れ合うことで得られる異文化経験は貴重なものです。特に、フルーツピッキングなどは外国人が大勢従事しているので、過酷ながらも有意義な経験となります。もちろん、日本人ワーホリが現地で培う経験が必ずしも帰国後の就職先で役立つとは限りませんが、評価されるべき要素はたくさんあります。実際に、ワーキングホリデーで培った語学力と突破力を駆使して事業に成功している人達がいます。ワーホリの評価は個々の経験に基づいて個別になされるべきです。少なくとも、ワーホリを纏めて遊び人と捉える姿勢は改められるべきです。
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